理学部物理学科/大学院物理学コース関連施設等の紹介

極低温施設

現代の実験科学では,極低温の利用がさまざまな分野で欠かせないものになっています。例えば,超伝導現象を利用して強い磁場をつくる超伝導電磁石は,加速器や物性測定装置などの物理学の研究や,NMR装置の一部として広く化学分析や医療に利用されていますが,超伝導状態を保つために4Kという極低温の液体ヘリウムを使っています。また,液体窒素は,生物組織の冷凍保存,ガスの精製など,広い用途で利用されます。

極低温室では,ヘリウムガス液化機とヘリウムガス精製器からなるヘリウムガスリサイクルシステム,5千リットルの液体窒素タンクなどの設備を設置し,液体ヘリウムと液体窒素を,大学内のさまざまな教育研究施設に供給しています。

極低温施設

タービン式ヘリウムガス液化機と1000リットル液体ヘリウムタンク


サイエンスプロムナード

理学部では、他学部と協力して理学系総合研究棟1、2階にサイエンスプロムナードを展開しています。一般社会人や中・高校生を対象として、千葉大学理工系での研究活動に関連した自然科学に少しでも馴染んでもらおうと教職員で企画したものです。科学を芸術と五感に訴えて体感してもらおうと、全国の大学で始めてのミニ科学館としての試みでもあります。教官の手作りの工夫がたくさん入っております。現在、数学のモンスター群、計算機とジャンケン、物理化学の超臨界流体を見る、物理の磁場と電流の不思議、ファラデー電磁誘導の不思議、原子が作るピラミッド、宇宙のシミュレーション、フーコー振り子、物理工学の流れる粉、液体モーター、ホログラフィーの世界、生物学の彼岸花の多様、地球科学の活断層、脳認知科学のハダカデバネズミの行動、などが展示公開されています。

開館時間:月〜金 10:00-18:00、土 12:00-16:00、日曜祭日閉館

サイエンスプロムナード

理学系総合研究棟玄関に配置されたサイエンスプロムナード


3Dシアター

理学部には大画面を用いた3次元立体視が可能な3Dシアターがある。このシアターには映画館並みの大画面スクリーンと音響設備が備えられており、通常の映像でも高い臨場感を得ることができる。さらに、専用眼鏡を使用する事で、高性能グラフィックワークステーション生成された画像を3次元立体視する事ができ、バーチャルリアリティの研究や、様々な自然現象の3次元シミュレーションの解析に利用されている。現在は、天体観測データを用いた銀河系の構造解析、天体からのジェットの噴出過程、様々な形状の電流回路による磁力線の構造、空気抵抗を考慮したボールの運動等の研究・教育に利用されている。



3Dシアターで立体視をしている院生