<製作> 今回改めて製作の様子をまとめるため、新たに6mm-8mm管の組み合わせで試作しましたので製作の様子を解説を交えてご紹介いたします。 まずは旋盤による切削加工の詳細です。 |
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1.ベローズ接続部(真空引き口側) |
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真鍮棒は切り出し目的径より少しだけ大きいサイズのものを選びます | まず断面を平らに切り出します | 小さい径の穴(外管を接続する穴)を全長に渡って開けます |
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次に大きい径の穴(ベローズ内側で重なる側)を開けます | 少しだけ大きな径の刃で穴の縁の角を落します | こんな感じです |
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外周をベローズをはめる大きさまで削っていきます | 実際にはベローズを現物合せしてサイズを調整するので、この段階では少しだけ大きめのサイズで仮留めしておきます | 続いて内側に重なり合う側の外径を削り出します |
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外径を削り出したら切削端もきれいに仕上げます | 角は鋭利になっているので落しておきます | 突っ切りバイトで切り落とします |
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突っ切り切削では負荷が大きいのでオイルを塗布します | どうすれば持続的にオイルが注油できるのか?こんなのはどうでしょう?! | なかなか良い具合ですね |
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溝が深くなったら細い筆にチェンジです | 半分出来ました | 裏返して逆側を加工します |
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真空引き口が接続する側の外径を削り出します | ベローズを接合する部分は現物合せでサイズ調整します | 急に緩くなるので、進み量は微量にして粉を落す程度の切削で何度も繰り返しながら慎重にサイズ調整します |
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出来上がったら角を落します | こちらも | 穴の縁も角を落します |
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再び裏返して逆側も角落し | 旋盤加工はこれで完了です | 続いてボール盤で穴を開けます |
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貫通時に衝撃があるのでゆっくり切削します | 少しだけ大きな径の刃で穴の縁の角を落します | できました! |
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2.ベローズ接続部(もう一方側) |
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こちらも同様に断面を平らにしたら穴を開けましょう | まず小さい径の穴を全長に渡って開けます | 次に大きい径の穴を開けます |
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少しだけ大きな刃で穴の縁の角を落します | 外周をベローズをはめる大きさ(仮寸法)まで削っていきます | 続いて内側に重なり合う側の外径を削り出します |
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切削端をきれいに仕上げます | 鋭利な角を落しておきます | 切り落とします |
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やはり筆注油方式で | 深くなったら細筆を適用 | 半分できました |
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裏返したら逆側も目的径まで削り出します | 切削端を仕上げます | ベローズを現物合せしてサイズを確認します |
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少量ずつ何度も繰り返して慎重に削っていきます | はまりました | 鋭利な角は落します |
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こちらも角を落します | 穴の内側の縁も角を落します | 裏返してこちらも処理します |
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できました! | ||
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3.外管-内管の接続部 |
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真鍮棒は切り出し目的径より少しだけ大きいサイズのものを選びます | まず断面を平らに切り出します | 次に穴を開けます |
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切削長は内-外管接続部2個と内-内管接続部1個、合計3つの部品分の長さを予め開けておきましょう | 少しだけ大きな刃で穴の縁の角を落します | 続いて外径を削り出します |
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角を落します | 切り落します | バリ(切り残し)が残ってしまったので裏返して旋盤に取り付けます |
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バイトの台座が接触しないよう慎重に削ります | 角を落します | 穴の角も落とします |
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できました。同じ要領でもう一つ作ります | ||
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4.内管-内管の接続部 |
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(穴は前の過程で既に開けてます)少し径の大きい刃で穴の縁の角を落します | 外径を削り出します | 角は落しません!肉薄なので外側の角を落そうとすると内側のテーパーを失ってしまいます |
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先ほどのようにバリが残らないように、突っ切りバイトの角度を少しだけ調節します | 切り落とします | 狙い通り母材側にバリが残りそうです |
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上手くいきました!バリが残ってしまうと肉薄なので旋盤でつかみ直すのはかなり困難です | 内側の角はドリル刃を手でグリグリやって落しましょう | できました! |
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この3点は同時にまとめて作るのが良いでしょう | ||
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5.真空引き口 |
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既製品のねじ込み継手(1/8オスメスソケット)を使います | まずネジ部分を削り落とします | サイズは任意でツルツルになったところでお終いにしました |
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続いて差し込み部分を削り出します | 目的径付近になったら現物合せをしてサイズを調節します | 外径が切り出せたら、角を落します |
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こちらも落とします | できました | ギチギチに硬いくらいが良いです |