原子核理論グループのホームページ
ホーム 研究内容 メンバー セミナー 活動 アクセス リンク

講演概要

講師 : 益川 敏英 氏
題目 : 「対称性の破れ」
日時 : 2009年6月5日(金)午後4時30分から
場所 : 自然科学系総合研究棟1 大会議室
主催 : 千葉大学理学部 先進科学センター

講演内容
私たちの住む宇宙で、反物質でできた天体が発見されていない ことは、粒子と反粒子の間の対称性であるC対称性と、鏡に写した 世界との間の対称性であるP対称性を組み合わせたCP対称性が 破れていることを示唆します。小林誠、益川敏英両博士は、 クォークが6種類あればCP対称性の破れを説明できるという理論 (小林・益川理論)を提唱しました。その後、6種類のクォークは 全て発見され、高エネルギー加速器研究機構(KEK)と米国の スタンフォード線形加速器センター(SLAC)で行われた実験によって CP対称性の破れの大きさが小林・益川理論と一致することが ほぼ同時に確かめられました。ノーベル賞を受賞するに至った、 この研究について話していただきます。

[戻る]