木村忠彦 (名誉教授)
研究
超弦理論
近年、点状粒子の描像に基づく物質観ではなく、弦や膜といった拡がった対象が物質や時空の基本構造を支配しているのではないかと考えられるようになった。このような拡がった対象がも持つ、点状の対象が持つ性質とは本質的に異なった、特有の新しい性質が次々と明らかにされてきた。しかしながら、超対称的な弦や膜の相対論的な量子論的取り扱いはまだ完成していない。この問題に興味を持って研究を行っている。
- "Self-duality of Super D3-Brane Action on Ads_5 × S^5 Background" by Tadahiko Kimura, Modern Physics Letters A, Vol.14, (1999) 327-335.
- "Buality of Super D-brane Actions in Type II Supergravity Background" by Tadahiko kimura and Ichiro Oda, Nuclear Physics B, Vol.551, (1999) 183-203.
- "Duality Properties of Super D-Brane Actions in general Type IIB Supergravity Background" by Tadahiko Kimura and Ichiro Oda, International Journal of Modern Physics A, Vol.16, (2001) 503-527.