講師 | 村中大地氏 (東京理科大学) |
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タイトル | Numerical Nahm transform for 2-caloron solutions |
日時 | 2011年6月17日(金) 16:15-17:45 |
場所 | 理学系総合研究棟1号館(理学部1号館) 405号室 |
連絡先 | 千葉大学素粒子論研究室 043-290-3908 |
概要 | 近年,非自明なホロノミーを持つcaloron解の研究が進んでいる。caloronはQCDにおけるconfinementの機構との関連という文脈で議論されることもあり, これら鞍点解はconfinement-deconfinementの相転移の機構に新たな知見を与えることが期待されている。 最近,中村らによってSU(2)caloronのチャージ2における新たな一連の解析解が見出された(Atsushi Nakamula, et.al., JMP 51 043503(2010))。それらは大まかに言って標準モノポール型(虚時間周期無限小の極限でモノポール解になるもの)と非標準モノポール型に分かれるが,とりわけ後者はcaloron固有のオブジェクトとして非常に興味深い。 今回のセミナーでは,それらの解から実空間におけるゲージ場を求めるNahm transformについて,特に数値計算の手法について重点的に解説する。 |
その他 | 参考文献:arXiv:1105.2092v1[hep-th] |