千葉大学素粒子実験

News in 2021ニュース

2021/12/4 ICEHAP、千葉市科学館(教育委員会)と共同で霧箱イベントをやりました!

午前、15組の小学生とその保護者
午後、30人の中高生
4年生と修士の学生さんの手伝いもあって楽しいイベントになりました!!

2021/11/26 千葉大学プレスリリース:世界最高エネルギーの衝突型加速器 LHC にてニュートリノ反応候補を初めて観測-ニュートリノ実験の新しい視点-

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2021/11/17 日本物理学会秋季大会で奥村虎之介がトーク。学生優秀発表賞を受賞しました!

2021/11/16 コネクテッド・インク2021のアート作品に用いられたミューオン測定器を素粒子実験研究室が作成しました。

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発表(YouTube)

2021/10/1 早川大樹特任助教が着任しました!

2021/9/5 奥村と三浦がDsTau2021年ランに参加。照射と現像をCERNで行いました。

2021/9/1 久下特任研究員が着任しました!

2021/7/12 ICRC 2021 (International Cosmic Ray Conferenece)で有賀准教授がトーク。

ICRC 2021

2021/6/28 インド・タタ基礎研究所で有賀准教授がセミナー(リモート)。Aki gave a online seminar about FASER/FASERnu at the Department of High Energy Physics in the Tata Institute of Fundamental Research (TIFR, Mumbai, India).

2021/6/11 スイス素粒子物理学会議総会で有賀准教授が講演。Aki presented FASER/FASERnu/SND in CHiPP Plenary.

CHiPP Plenary 2021

IRN Neutrino

2021/6/11 フランスニュートリノ会議で有賀准教授が招待講演、Aki presented FASERnu in French neutrino meeting

IRN Neutrino meeting

2021/6/10 第142回SPSCにてNA65/DsTau実験の年次レビューが行われました。142nd SPSC, Annual review of NA65/DsTau

CERNのPSまたはSPS加速器を用いた実験は年に1度、詳細なレポートを提出し査定が行われます。NA65実験のレフェリーたちからも普段より厳しい指摘が(汗)。しかしNA65は本年9月のデータ取得に向けて準備に余念がありません!SPSCのオープンセッションでは有賀准教授が実験ステータスのプレゼンを行いました。

142nd SPSC open session

2021/6/2 CERN News, CERN CourierでFASERνのパイロットランについての記事が紹介されました。

Our FASERnu pilot run results are introduced in CERN News as well as CERN Courier

CERN News (6/2)

CERN Courier (6/2)

また、ScienceNewsにも記事が載っています。Also there is an article on ScienceNews.

ScienceNews (5/26)

2021/5/17 有賀准教授がキングスカレッジロンドンでFASERnuに関するセミナーを行いました。

Prof. Ariga gave an online seminar on FASERnu to the Experimental Particle and Astroparticle Physics (EPAP) group at King’s College London.

2021/5/14 FASERnu 「史上初!LHCからのニュートリノ反応候補の検出」の論文をarXiv上に公表しました

FASERnuは世界最大の衝突型加速器 大型ハドロンコライダー LHC を用いたニュートリノ実験です。LHCからのニュートリノを利用することができるならば人工ニュートリノとして最高エネルギーのニュートリノを用いた研究をすることができます。しかし、これまでコライダーからのニュートリノが捕らえられたことはありませんでした。FASERnuはその実現を目指し2022年の本番実験に向けて準備中です。

本論文では2018年に試験的にニュートリノ検出器をLHCトンネルに置いたサンプルの解析を報告しています。まったく未知の環境で解析に大変な苦労をしましたがニュートリノ反応候補の選び出しに成功し、ニュートリノシグナルが"ないことはない"ことを2.7シグマの統計的優位で報告しました (99.7%の確率でニュートリノ反応があると同義語)。これはコライダーを用いたニュートリノ実験が可能であることを証明し、物理学にとって大きな一歩です。

論文は投稿し、査読中です。

arXive上の論文

2021/4/14 コラボレーターの九州大学有賀智子助教に文部科学大臣表彰!

コラボレーターの九州大学 有賀智子助教が文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞しました。

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2021/3/23 学生のトレーニング#2 π→μ→e崩壊を探せ!

林式高感度霧箱で粒子線の何たるかを知った新4年生は次のステップに移りました。KEK E176実験に使われたエマルジョンに写るのは大量のハドロン。その中でごく稀に生成されたπ中間子がエマルジョン中で止まりμ粒子へ崩壊し、そしてそのμ粒子がまた止まった後に電子に、という連鎖崩壊(π→μ→e崩壊)が起こります。さて彼らはこの現象を探し出せるでしょうか?

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2021/3/16 有賀准教授に科研費が交付内定 

令和2(2020)年度科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)国際共同研究 加速基金(帰国発展研究)が有賀准教授の研究「高エネルギーフロンティアでのニュートリノ研究」に交付内定しました。

2021/3/14 日本物理学会年次大会

有賀准教授が「CERN-LHCでのForward Physics Facility構想における新粒子探索とニュートリノ研究」のタイトルで日本物理学会年次大会(オンライン)で発表を行いました。

大会プログラム

2021/3/3 搬入搬入!

実験室には机一台ない状態でしたが、退官される方の研究室から譲っていただけるものはありがたくいただきました。おかげさまでだんだんモノが増えてきました。

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2021/3/2 素粒子実験研究室(有賀研)発足!

新4年生が4人、当研究室に入りました!

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2021/2/18 DsTau用のTarget moverの搬入

岐阜大学からDsTau用のTarget moverの輸送搬入を行いました。

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2021/2/11 FASERnu detector frame was completed!

FASERnu検出器の箱が完成しました。1.1トンの検出器(タングステンの塊)を支える頑丈な箱です。

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