千葉大学素粒子実験

Information 情報

テニュアトラック助教の公募

千葉大学 理学部 物理学科 素粒子実験研究室では、FASERやNA65/DsTauなど、加速器を用いたニュートリノ関連実験を推進してきました。これらは従来にない運動学的領域での新物理探索を可能にするものです。

このたび、現行実験およびHL-LHCを用いたFPF-FASERν2など将来計画を推進する助教(テニュアトラック)を募集します。

現行実験ではデータ取得・解析が進行中であり、並行して将来計画に向けた技術開発も展開しています。加速器ニュートリノ研究の最前線で活躍したい若手研究者のご応募をお待ちしています。

公募情報:AcademicJobsOnline
応募締め切り: 10月末日
応募方法:AcademicJobsOnline経由にて提出

Tenure-track Assistant Professor Position in Experimental Particle Physics

The Department of Physics at Chiba University conducts fundamental research spanning particle physics, condensed matter, astrophysics and cosmology. Within the department, the Laboratory for Experimental Particle Physics (LEPP) is internationally recognized as a leader in high-energy neutrino physics, spearheading accelerator-based neutrino experiments. LEPP makes major contributions to the NA65/DsTau experiment, the FASER neutrino programme at the LHC, and the proposed FASERν2 experiment at the Forward Physics Facility (FPF). Exploration of all three neutrino flavours at TeV energies at the LHC is opening a new frontier that links neutrino and flavour physics with QCD and cosmic-ray studies.

The Department of Physics now invites applications for a tenure-track Assistant Professor in experimental particle physics. The successful candidate will lead innovative research in accelerator-based neutrino and hadron physics—particularly within FASER and NA65/DsTau—and play a central role in developing future neutrino experiments, such as those foreseen for the FPF, in collaboration with Prof. Akitaka Ariga and LEPP members.

Job opening: AcademicJobsOnline
Deadline: 2025/10/31
Submission: via AcademicJobsOnline

Faser Japanの公式ページが作られました!

Pickup News注目ニュース

2025/6/25-7/10
茅根仰平がCERNにてFASERの2025年最初のモジュールの現像作業を行いました!




Kohei Chinone performed the development of the first FASER module for 2025 at CERN!

2025/6/5-6/22
茅根仰平がCERNにてF252の組み立てを行いました!
LHCへのインストール作業も行いました!




Kohei Chinone assembled F252 module at CERN!
The installation to the LHC tunnel was also performed!

2025/5/5-5/9
Large Hadron Collider Physics Conference 2025 (LHCP2025)で発表しました!

藤森春陽「Overview of the FASER experiment with a focus on neutrino studies」




Haruhi Fujimori presented at the Large Hadron Collider Physics Conference 2025 (LHCP2025)!

"Overview of the FASER experiment with a focus on neutrino studies"

2025/5/29
有賀昭貴准教授が学長に受賞報告を行いました!

「科学技術賞(研究部門)」は、我が国の科学技術の発展等に寄与する可能性が高い独創的な研究又は開発を行った研究者を表彰するものです。

詳細はこちら!

2025/5/29
有賀昭貴准教授が日本写真学会で学術賞を受賞しました!

有賀 昭貴 氏、有賀 智子 氏、佐藤 修 氏(千葉大学、九州大学、名古屋大学) 「原子核乾板を用いた3世代ニュートリノの研究」

詳細はこちら!

2025/5/22-5/24
第13回 高エネルギー物理 春の学校 で大原結真が優秀賞を受賞しました!

大原結真「LHC-FASERにおける電磁シャワーを用いたニュートリノ反応探索手法の開発」

2025/4/8
有賀昭貴准教授が「テラ電子ボルトエネルギー領域でのニュートリノ研究」で文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)を受賞しました!

「科学技術賞(研究部門)」は、我が国の科学技術の発展等に寄与する可能性が高い独創的な研究又は開発を行った研究者を表彰するものです。

詳細はこちら!

2025/3/28
新たな3名の学部生が加わりました!

2025/3/23
藤森春陽、野中元哉が修士号を取得しました!
大原結真、川島優希が学士号を取得しました

2025/2/5
PRL Collection of the Year 2024 に選出されました!!

「First Measurement of 𝜈𝑒 and 𝜈𝜇 Interaction Cross Sections at the LHC with FASER’s Emulsion Detector」 がPRL Collection of the Year 2024 に選出されました。
Physical Review Lettersは毎年2000本以上の論文を掲載し、その中でも特に重要で興味深い研究を集めたのがCollection of the Yearです。

プレスリリースはこちら

2025/1/23-24
Neutrinos at CERN で発表!

有賀昭貴「Neutrinos in FASER and FPF」

2025/1/21-22
FPF8で発表!

茅根仰平「Sweeper Magnet Study」

2024/12/16
やっと受け取れました!!

2023年度 千葉大学先進学術賞

2024/11/21
2024年画像関連学会連合会 第10回合同秋季大会で発表!!

茅根仰平「FASERν2のための背景ミューオン抑制」
松山一帆「DsTau実験におけるHTS2読み出しの検討」

2024/10/24
奥村虎之介が日本物理学会第79回年次大会(2024年) 学生優秀発表賞を受賞しました!

「NA65/DsTau実験の現状報告と精密飛跡測定システム開発状況」

2024/9/16-9/19
日本物理学会年次大会(in 北海道大学)で発表をしました!

有賀昭貴「(企画講演)HL-LHCフォワードビームを用いたForward Physics Facilityでのニュートリノ研究と新粒子探索の展望」
奥村虎之介「NA65/DsTau実験の現状報告と精密飛跡測定システム開発状況」
藤森春陽「FASERν検出器における高エネルギー荷電粒子の運動量測定」
早川大樹「FASERνエマルジョン検出器における高速飛跡再構成法の開発」
野中元哉「LHC-FASER実験のFASERν検出器におけるミューニュートリノ測定のための飛跡繋ぎ間違い補正手法の開発」

2024/9/4-8
オーストリアのリンツで行われたArs Electronica Festivalに参加しました!

リンクはこちら

霧箱の画像はこちら

2024/9/1-13

早川、大原がCERNにて検出器の組み立てを行いました!

2024/8/17-28

大原がCERNにてF242のフィルムの現像作業を行いました

2024/8/5
英語版プレスリリース公開
First measurement of electron-neutrino and muon-neutrino interaction rates at the highest energy ever detected from an artificial source

Link (CHIBADAI NEXT)

2024/7/16
ニュートリノの反応率を、加速器史上最高エネルギーにて測定 テラ電子ボルト帯での電子ニュートリノとミューニュートリノの物質との相互作用を世界初測定!

プレスリリースはこちら


本研究成果は、2024年7月11日に米国科学雑誌Physical Review Lettersに、同誌が選ぶ特に重要な論文であるPRL Editors’ Suggestionとして掲載されました。

論文へのリンク

natureでResearch Highlightとして紹介されています。

サイトへのリンク

2024/8/6
FASER実験が日本経済新聞に取り上げられました!

記事へのリンクはこちら

2024/8/5
有賀昭貴准教授がCHIBADAI NEXTに取り上げられました!

CHIBADAI NEXTのリンクはこちら

有賀昭貴准教授と藤森春陽がCERNのテストビーム施設にて検出器評価のための照射を行いました!

2024/5/17-18
日本写真学会年次大会(千葉大)で発表!!

奥村虎之介「NA65/DsTau 実験における 2023 年物理ランの報告、及びナノ精度飛跡読み出しシステムの開発状況」
早川大樹「FASERν 検出器の組み立て及び性能評価」
三浦真登「NA65/DsTau 実験における高運動量荷電チャームハドロン崩壊イベントの探索」

早川大樹が若手優秀ポスター発表賞を受賞しました!
三浦真登が学生優秀口頭発表賞を受賞しました!

2024/4/8

大原、川島が新たに研究室のメンバーに加わりました!

2024/3/24-31

58th Rencontres de Moriond - EW+U 2024 にて有賀昭貴准教授が発表を行いました。
TeV エネルギー領域の電子ニュートリノ、ミューニュートリノの反応断面積測定を初めて行い、アクシオン様粒子( axion-like particle, ALPs)に対しても新たな制限をつけたことを報告しました。
CERNのNewsにも報告結果が紹介されています。

F241

早川、茅根がCERNにてFASERの2024年最初のモジュールの組み立てを行いました!

2024/3/20

早川、茅根がCERNにてFASERの2024年最初のモジュール(F241)の組み立てを行い、LHCへのインストール作業を行いました!

2024/3/22

奥村虎之介、三浦真登、金井巧、奥井一暁が修士号を取得しました!
内河内崚太、高田竜之介、茅根仰平、松山一帆が学士号を取得しました!

2024/3/18~21
日本物理学会2024年春季大会(オンライン)で発表をしました!

藤森春陽「FASERν検出器における高エネルギー荷電粒子の運動量測定」
奥井一暁「LHC-FASER実験におけるFASERν検出器のデータ評価」
金井巧「FASER及びFPFのためのミューオンフラックス測定」
奥村虎之介「NA65/DsTau実験2023年物理ランの報告とチャーム詳細解析用ナノ精度飛跡測定システムの開発状況」
三浦真登「NA65/DsTau実験における高運動量荷電チャームハドロン崩壊探索アルゴリズムの開発」