- 水素原子の復習(球面調和関数と軌道角運動量)
- 多電子原子の1電子(平均場)描像とフントルール
- 平衡統計物理学の復習:ミクロカノニカル(典型性と等重率の原理)、カノニカル、グランドカノニカル分布
- 結晶格子とブリルアンゾーン
- ブロッホの定理とエネルギーバンド
- 分子軌道から結晶のエネルギーバンドへ
- 第2量子化の復習
- Tight-binding模型の第2量子化表示
- 金属とバンド絶縁体:Su-Schrieffer-Heeger(SSH)モデルによる解説
- 金属(フェルミ液体)のゾンマーフェルト電子比熱
- 格子振動の量子論と比熱:音響モード(南部ゴールドストーンモード)と光学モード
- 電子間相互作用とモット絶縁体:バンド描像の限界
- ハバード模型からハイゼンベルグ模型へ(強結合展開)
- ハイゼンベルグ模型における磁気秩序
- 強磁性体と反強磁性体のスピン波近似と南部ゴールドストーンモード
物性物理学Ⅳ
- 相と相転移
- 相転移の分類(1次と2次相転移)と臨界現象(マニアな現象)における普遍性
- 平均場理論(イジング模型)と臨界指数
- ギンツブルグ・ランダウ理論
- 2次元イジング模型におけるデュアル変換
- 自発的対称性の破れに関する定理(パイエルスの議論、マーミン・ワーグナーの定理、南部・ゴールドストーンの定理、渡辺・村山・日高の拡張)
- マーミン・ワーグナーの定理の隙間をすり抜ける:Berezinskii-Kosterlitz-Thouless転移(2016年ノーベル賞記念)
- 量子相転移(マニアな相転移)
- 横磁場イジング模型の量子相転移:ジョルダン・ウィグナー・フェルミオン(統計変換)とデュアル変換(余裕があれば1次元トポロジカル超伝導体との関係)
- XXZ模型と共形場理論(余裕があればd次元量子系とd+1次元古典系の関係)
- トポロジカル量子相転移(さらにマニアな相転移):beyond Landau-Ginzburg-Wilson paradigm
- トポロジカル絶縁体:SSH模型再訪
- 量子スピン系におけるハルデン予想(2016年ノーベル賞記念)